若葉区下田町
吉田農園
吉田 忠弘
おいしい旬の野菜を食べて、千葉市愛を深めてください。
農家の4代目として多品種の野菜を手がけています。
吉田忠弘さんは農家の4代目です。 曾祖父の代からこの地で農業を営んできました。曾祖父の代にはたばこや養蚕、その後、祖父の代では米や麦、落花生などが中心になり、お父様の代で、スイカなどを手広く栽培し、併設される直売所での販売も始めたそうです。
吉田さんは東京農業大学を卒業後、就農し、現在は 約6haの畑と1.5haの水田をお父様といっしょに経営しています。吉田さん自身が中心となって、人参、タマネギ、大根、 キャベツなど年間を通してたくさんの野菜を栽培し、市場などに出荷しています。
「いちばん、収穫量が多いのはキャベツ。秋から冬にかけて順々に収穫できるように計画的に種をまいているんですよ。1.2kgくらいを目安に、収穫しているんですが、だいたいこのくらい」と言いながら、ひとつその場で収穫して、渡してくれました。葉がギュッと巻かれ、ずっしりとした重さがあります。 続いて、「これはあと2日くらい収穫までかかるかな」と言いつつ、渡してくれたキャベツは、さきほどのものと比べ、びっくりするほど軽く感じます。見るとキャベツの葉の巻きもゆるめです。
8月に種をまき、9月に畑に苗を植えるキャベツはおよそ40日で収穫されます。まだ気温の高い10月上旬頃までは成長が早く、1日、2日で成長の具合が大きく変わるのだそう。「11月頃になると、成長のスピードが落ちる分、味がのってきます。さらに寒さにさらすとますます甘くなりますから、『千葉市つくたべプロジェ クト』ではおいしい時期のキャベツをお届けできると思いますよ」と話してくれました。
『千葉市つくたべプロジェクト』は野菜でできる地域貢献。
『千葉市つくたべプロジェクト』ではキャベツのほかに、ブロッコリーなども出荷を予定しています。今年は、9月頃に雨が多くて、ブロッコリーの生育を心配しましたが、病気もそれほど出なくて順調に育っているとのこと。
「ブロッコリーもまさに旬。寒くなると花蕾(つぼみ)がギュッとしまっておいしさが増すんです」と教えてくれました。
「僕の作った野菜がどういう風にプロの料理人に調理されるのかを見せてもらえるのが楽しみです。僕ら農家は、案外、食べ方を知らないんですよ。ブロッコリーだったら茹でて食べるくらい。あっと驚くような料理を見せてほしいですね」と期待を話してくれました。
そしてプロジェクトを通して深めてほしいのは「千葉市愛」だと熱く語ってくれました。「千葉市で採れ、千葉市で料理されたものを千葉市の皆さんが食べるのって、野菜を通した地域貢献だと思うんです。料理を作る人、それを食べるお客様が『千葉市でこんなおい しい野菜がとれるんだ!』と身近に感じてくれたら千葉市愛もきっと深まるはず。ぜひ、たくさん食べて千葉市愛を深めてくださいね。」